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生華「すっかり暗くなっちまった。」
なるべく早く帰るために途中から走っていたのだが、検討虚しく太陽が完璧に落ちてしまった。
生華「こうなったら普段通らない道を進んで帰ろう」
1つ間違えば、さらに帰る時間がのびる行為だが、そっちの方がスリルがあって楽しい。・・・というわけで、普段なら真っすぐ行くところを、右の道、左の道へと歩いていく。そしてしばらく歩いたところで気づいたことが1つ。
生華「何処なんでしょうね、ここね。」
恐れていた事態がものの20分で起こった。仮に見知った道だとしても、真っ暗で民家の明かりもほとんどなくさっぱりわからなかった。
生華「まあ、地元なんだし、な、何とかなる・・・よな。」
そう口に出すととてつもなく自分で不安になってきた。
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