打てない魔球

初めての野球

「ごめん」

意味が分からないまま謝った

『そうだ。真も野球部に入れよ』

確かに真は足が速いから誘われる意味が分かるが、俺を誘った意味が分からない

「何でだよ」

迷うことなく真は言った
『野球部の先輩方がほとんどサッカー部に入って今の野球部員は６人しかいないから新入部員を捜しているんだ』

確か、転入生の
内間 涼という人が
サッカー部に入って、
それから摩中小学校の
サッカー部は
九州大会まで行った

そのおかげでサッカー部が人気になり、
サッカー部に
移る人やサッカー部に
入るなどして、
野球部員が少なくなったのだ

何だか少し可哀想に
なったので、一応
仮入部をする事にした

どうせ入るなら
たくさんいた方が楽しいと思い、将と真は
とりあえず
帰宅部の友達を
誘ってみた

「ねぇ
野球部入らない？」

『何で？』

まずはパワーのある豪田 山斗を誘ってみた

「野球って面白そうじゃない？」

『え～』

少し困っているようだ

『お前達は
もうはいったの』

「いや、まだ
仮入部って感じ」

『考えておくよ』

「じゃあ明日」