初めての野球

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次の朝の登校時間 「おーい!」 『ちょっと待って!』 いつも、こんな感じで 将が真を呼んで一緒に 学校に行く 正門では待ってました と言わんばかりに 剛がいた 『おはよ』 「おはよ」 剛が挨拶したので将も 挨拶した 『おはよ』 それにつづくように 真も挨拶をした 将と真と剛は二組で 山斗は三組で 隼人は五組だ だから一緒に教室に 入るため剛は将と真を 待っていたのだ 教室に入るまでに 野球のルールとかを 説明してくれた 多分、仮入部でも 野球部に入ったことが 嬉しいようだ キーンコーンカーコーン 今日の授業が終わった 『じゃあ、後で部室に 来てね』 大きく手を振って 部室に向かう剛を 後にして、山斗のとこに向かった 「野球部入る?」 『ごめん。 今はまだ無理』 「じゃあ、 いつ入れる?」 その時、将は 五年生位からと思った しかし、意外な返事がかえってきた 『小学生中は無理』 「分かった」 そう言って真と一緒に 野球部の部室に入った すると、その中は 剛と五年生一人しか いなかった
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