神様気分

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神様気分

例えば一枚の紙に 言葉や絵を刻むことは 何もない世界に 命を吹き込む行為と 同等なのだろうか だとするならば私は 一枚の紙の範囲内では “創造主”と成り得るのだろうか 目や心で捉えた世界と 己の世界観を 心の中で混ぜ合わせて 分解し 再構築して 絞り出すように 吐き出すように やっとの思いで産み出したんだよ 魂を削るように なんて大袈裟だけど 私の想いの欠片は 確かに生きている! 神様気分のイカれた野郎の 愚極まる戯れ言と罵られても 私は信じている
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