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捕縛された悠太は勿論引きちぎろうとするが弾力性を持つ木の根はちぎれることはなくより食い込んでいく。
楓「最初はそれで無意味に怒ってました。ですがそれもこの地球では弱肉強食、直ぐに受け入れました。」
腕を振るいながら近づく楓
それと合わさるように悠太を締め付ける木の根が横に広がっていき、悠太を大の字にする
楓「最近ではこの子達と闘うのが楽しくて仕方がなくて」
悠太の近くまで来ると楓は撫でるように悠太を締め付ける根を優しく撫でた。
楓「だから強い人と戦える学園に入学したんです。そしたら嬉しい予想外が起こりました。」
木の根からなぞるように悠太の顎をなぞる。
それを悠太は顔色を変えずにただ楓を強い眼差しで見る。
楓「悠太さんが居た事です。流石にイレイザーの最強を語る深紅の瞳だとは思っていませんでしたが貴方の強さには惹かれました。
それが深紅の瞳なら尚更です。それにコンダクターならもっと」
悠太「伝説の魔法の祖であるアレスがそうだったと云われるコンダクター。今では異型の力として今では忌み嫌われ俺以外はいないと思ってた。」
楓「だけどそんな私が居る。嬉しいですか?」
上目使いで聞いてくる楓
その言葉に悠太は苦い顔をする
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