最終章

11/12
前へ
/172ページ
次へ
悠太「え~今回ある生徒を対象に、重大発表があり、来ました。」 とりあえずマイク片手に喋る悠太に会場内の人は耳を傾ける。 悠太「で、その重大発表とは、娘の美羽と二人で一緒に暮らす事になったことです。」 悠太は美羽の方に手を向け話す。美羽も手をふりながら答える。 バタッ 何人かの人が倒れる音がした。 子持ち……何となくパパと呼ばれている事から察していたが受け止めたく無かった人が悠太の言葉ではっきりと受け止めてしまい、堪えられなくなったのだろう。 悠太「そこで!今回卒業である美羽のママさんもまあなんだうん……」 口ごもる悠太に美羽は代わって声を出す。 美羽「ママも一緒に暮らそう!」 会場が盛大にぽかぁ~んという効果音が聞こえてきた気がした。 このことの張本人である翠は呆れた顔をしていたが、心なしか嬉しそうな顔をしていた。 悠太「じゃあ部屋で勝手に待ってるから!」 そういって悠太は美羽を連れて転移していった。
/172ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24436人が本棚に入れています
本棚に追加