ちょっと続き。

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思いのほか、渋滞に巻き込まれず、一時間ほどで付いてしまった。 余分に見ていた時間をもてあまし、コンビニで缶コーヒーを買い、車で待機。 携帯電話が鳴る。 ────────── RE: ────────── ごめん。九時半くらい になる。     -END- ────────── 了解!待ってるね。と返す。 すると、 もしかして、もういる? と返事。 渋滞に巻き込まれたらと思って早めに出たら早くつきすぎた。 と返した。 もしかしたら、こうやって、早く待ち合わせ場所にいたりも、彼女の負担になっていたのかな……。今、考えると。 好きな気持ちが負担になってしまう瞬間って、とても残酷な瞬間だ。でも、その残酷な瞬間は冷酷非情だ。相手をおもいやる気持ちと、相手が自分を好きになる気持ちが比例していたら、どんなに幸せだろう。
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