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寿「お父ちゃまはお父ちゃまだ!!
それ以上でもそれ以下でもない!!」
何でそんなに誇らしげなんだよ!!
日「まぁいい…そこはあえて保留にしといてやる…
次!俺に稽古を着けるって言ったな?
俺と親父の戦績は!!」
寿「228戦…228敗…」
日「親父が俺に負けた回数は?」
寿「228回です…」
日「で?尚もその惨敗記録を更新中の親父がどうやって俺に稽古なんて着ける訳?」
普通に考えても逆だろう…。
寿「その辺は気合いと根性でカバーを…」
日「出来るならこんなに負けねぇだろ…」
寿「…ま、おふざけはこのぐらいでいいだろう」
珍しく真剣なツラだな…。
日「本当の用件は?
まさか本気で稽古着けに来た訳じゃないだろ?」
寿「実はな…お前の腕を見込んである女の子の執事をして貰いたい」
…冗談じゃねぇ。
日「お断りだ…」
寿「何故…頑なに執事を嫌う!?」
日「親父も知ってるだろ…
俺は高飛車とか命令口調で話す女が嫌いなんだ!!
ま、生粋のお嬢様じゃなかったらしてやらなくもないが…」
どうせどっかの名門産まれのお嬢様だろ…純粋な血族だからこういった言い方しとけば幾ら親父とて何も出来ん。
寿「そうか…!!生粋の血筋でなければ引き受けるんだな!?」
日「……?」
何だ…?妙にニヤニヤしやがって…。
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