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寿「そうかそうか!!実はその女の子は生粋のお嬢様じゃないんだ!!」
日「………何だと?」
もしかして俺……地雷踏んだ……?
寿「その女の子は元々孤児院の出でな、偶然にもあの王狼財閥の養子になったんだ」
孤児院…か。
日「その依頼自体は誰からだ…?」
寿「誰でもない…依頼主は…私だ」
依頼主が親父?
何か訳有りみたいだな…。
日「訳有り…か
その女の子と会って話がしたい…可能な限り急ぎで面会の約束を取り付けてくれ」
寿「その必要はない
実は今日面会をする事になっている」
用意集等だな。
日「分かった、いつ来る?」
寿「昼食時を予定している」
時計を見ると朝10時だった。
日「準備して来る…」
俺は使っていた木刀を棚に掛け、稽古場を後にした。
ーシャワールームー
ザァァァ
とりあえずシャワーで汗を流す事にした。
日「王狼財閥の養子か…」
考えてても始まらねぇ…会って話すしかないな。
合わなけりゃ断るだけだしな。
キュッ!
バスローブを身に纏ってシャワールームを出た。
ー日向自室ー
バタンッ
日「着替えるか…」
バスローブから黒のメンパンと白いワイシャツに着替えた。
ソファーに座りレースのカーテンが靡く窓を見つめた。
コンコンッ!
ガチャッ
日「どうした?」
ドアの向かいに居たのは使用人だった。
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