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「慎吾!」
笑顔で俺に駆け寄る女の子―
「おぉ!どうした?」
「このマンガ面白かった!ありがとね!」
あぁ……マンガ貸してたっけ……
そんな笑顔で駆け寄るから期待すんじゃねぇか…
「慎吾どうしたの?
元気なくない?」
そう言って俺のおでこに手を当てる。
「熱はないけど……
まあ慎吾バカだし風邪ひかないか!」
そう言って笑う彼女―
バカヤロー。
誰のせいで元気ないと思ってんだよ。
お前のせいだよ……
簡単におでこに手当てんなよ。
ドキドキすんだろーが……
なぁ……麗奈……
俺、お前のこと諦めらんねぇよ―
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