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「来ましたよー」
いつも来ている、いつもの場所の扉を開ける。
ウッ!
その途端、鼻に強烈な刺激臭が入り込んで来た。
鼻がもげてしまいそうな、とてもとても強烈な臭いだ。
「やっと来ましたかー。待ちくたびましたよー」
そこにミーティア先生はいた。
とても大きいビーカーに例えようの難しい液体を入れ、火ばさみで煮込みながらバーナーで熱している。
なんですか?理科の実験ですか?
ちなみにミーティア先生はガスマスク装備で完全防御体制だ。
「先生考えたんですけどー、今までジークちゃんにしてきた実験は全て、外部的刺激だったんですよー」
はい今新事実が判明致しました。今までの開発は実験だったご様子。
「つまり今度はー、内部的刺激にシフトしてみようと思ったんですよー」
ごもっとも。確かにあなたの言ってらっしゃる仮説は的を射てる気がしますよ。
だけど・・・
ガスマスク装備のあなたに言われても説得力ないッス。
「で、先生は何をしていらっしゃりやがるので?」
「先生が愛情を込めて作ったこの特製ジュースを飲んでいただきますー」
やはりそうきたか。
なんか今度こそ死ぬ気がするんですけど。
臭いと色がヤバいっしょ!
大体あなた、あらかじめガスマスク用意してたでしょ!
「そんなに心配しなくても大丈・・・ひ、ひゃあああっ!」
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