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「おっと、やる前に貴様は誰と入れ代わりたいか決めなきゃならん」 矢織は少年の心からのツッコミをさらりと無視した。 「聞いてねーなコイツ。しかもいきなり誰って言われてもな」 頭の中に知っている友達を数人あげた。 「あと、初歩的な条件として見えてる範囲しか使えない。名前だけ、思うだけでは無理だ」 憲一が考え込んでると、道路を挟んで反対から黄色い声援が聞こえた。集団の真ん中にいたのは例の奴、相葉雄大だ。
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