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「雄大くん大丈夫?少し包帯緩んでない?」
「鞄持ったあげるね」
相葉雄大には憲一を追いかけた女が心配そうに周りを固めていた。それを見て、すぐに道路の反対側にいる雄大を指さす。
「じゃ…あれと入れかわりたい」
憲一は相葉雄大が羨ましかった。スポーツ優秀、成績も顔も人気、全てにおいて負けていると感じていたからだ。
「わかった。あれだな。では願いながら行動するんだ」
「い、…入れかわり入れかわるパーティ…クル…ん」
憲一は景色が暗くなるのを感じた。
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