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4、5センチメートルの長方形型の石が高く、綺麗な弧を描いて飛んでいく。そして、前にいた男に命中した。
「痛ッ」
男の苦痛の声と同時に数人の悲鳴が聞こえた。
「キャー雄大く~ん。だ、誰よ私たちの雄大君に石をぶつけたのは」
さっきまで目がハートになっていたであろう女子達が今にも襲いかかってきそうな鋭い眼光で石が飛んできた方向にいた憲一を睨んだ。
「まてまて、俺じゃないって。やべぇ」
憲一は校門に走り出す。
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