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いつの間にかうとうとして、目が覚めるとお昼を回っていた。
流石にまともな食事をとらないと、体を壊す。しかし喉の痛みはまだある…私は軋む体に気合いを入れて、お弁当のご飯を鍋に移し雑炊にした。
コトコトと鳴る鍋を見ながら、ふと涙が溢れる。
「何で泣いてるんだろ…」
呟くと更に涙が溢れ出す。鍋の火を止め、ひとしきり泣くと、冷めかかったご飯を口に運びゆっくり飲み込んだ。
痛む喉を過ぎると、ほのかな暖かさが胃に染みる。
半分程食べたところで箸を置き、そのまま考え込んだ。
もちろん幾等考えてもわかる筈はない…
離婚歴がある事は、メールのやりとりで聞いていた。細かい理由を尋ねる事はしなかったけれど…
幾等考えても堂々巡り…そうしているうちに先程のご飯がエネルギーに変わり始め、体に暖かさが生まれて来た。
「エネルギー切れだったのかな?」
ゆっくり体を動かし
「何も裸で居る事無いわよね。」
呟いて、何日か振りに下着を着けワンピースを着た。
そしてリビングの片付けを始めた。
そうする事で、堂々巡りの思考から抜け出そうとするかのように…
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