寵愛

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バスタオルを胸の位置にグルリと回すように巻きなおし、ベットの端に腰掛ける… ドキドキして落ち着かず、部屋を見回す… ―忙しくて帰って寝るだけだから― という彼の言葉通り、あまり物もないスッキリとした部屋だった。 「女の人のそういう姿ってそそられるね。」 シャワーを浴びて出て来た彼の声に驚く… 「びっくりした…改めて言われると恥ずかしい…」 微笑むと 「すぐ外しちゃうけどさ…」 と笑う。 隣に腰掛け肩を抱き頭を撫でる。暖かい彼の素肌が心地良い… 「ねえ…ホントにここに居てくれる?」 私は黙って頷く。 肩を抱く手に力がこもる…見上げると何故か泣き出しそうな顔の貴方がいる。 体を起こし頬にキスをすると、思い切った様に体の向きを変え唇を合わせた。 激しく舌を絡めあう…しかし今度は直ぐに唇を離し、首筋から肩へ舌を這わせる… ゾクゾクとした感覚が背中を走る…息を洩らすとバスタオルを外し、ベットに横たえられる。 胸の先を摘み、舐める… 「ああっ…」 堪らず声をあげる… 「気持ちいい?」 「気持ちいい…」 「良かった」 そう言うと更に胸への愛撫を続ける… ゾクゾクとした感覚がどんどん強くなる… 「ああっ…ああっ…もう…」 「逝くの?」 「…んっ…逝きそう…ああっ…」 「見せて…逝くとこ…ほら…逝っちゃいなよ…」 激しく乳首をこねる… 「ああっ…逝っ…くっ…」 私はのけぞり昇天した…
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