尚美27才
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尚美27才の冬… ただ、ぼんやりと漂うタバコの煙りを“私”は見ていた。 ベッドで突っ伏して泣く尚美に背を向ける様に、 ベッドの端に腰掛け、 ただ、自分の吐いた漂うタバコの煙りを見ていた。 尚美に掛ける言葉が見つからないのではない。 “私”が尚美に声を掛けても、 それは彼女にとって、苦痛でしかないのである。 私はただ、ぼんやりと漂うタバコの煙りを見ているしかなかったのである。
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