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光
目を覚ますと
そこはベッドの上だった
カーテンの隙間から光が差し込んでいる
もう朝だ
何時の間にか家に帰って来て眠ってしまったらしい
僕にはあの部屋を後にしてからの記憶はない
眠さで瞼が多少重く感じたが
ゆっくりと瞳を開けた
そこにはいつも見慣れた顔があった
「おはよう…。」
彼女は一言そう呟いて
満面の笑みを僕に向けた
僕はその微笑みだけで
昨夜起こってしまった
最悪な出来事を
忘れられる様な気がした
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