474人が本棚に入れています
本棚に追加
――†――
あたしはそのメールを繰り返し読んだ。
我慢していた、必死にせき止めていた涙が一気に崩壊して大粒の涙がとめどなく溢れる。
優が隠してたことってこれだったんだ。
そっか……結局あたし達は別れる運命だったのかな?
遠い空の下だったら会おうと思えば会えたのに……
空の上は遠過ぎるよ……
ごめん、優。
笑って生きるって約束したけど、守れそうにないや。
それでも優は許してくれるよね?
今は立ち止まってる状態だけど、絶対前に進むから……
だから今はお願い、許して……
「……ふ、うっ…うぇーん……」
こうしてあたしと優の、親指で送る恋文は終わったのでした……
最初のコメントを投稿しよう!