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「もう三年か…早いもんだな。」
携帯を手に取り開いてみる。
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「来てない……よな。あっちで幸せにしてるって証拠だ…。」
そんなことを言っている自分。
本当は待っていた。
来る筈もないのに。
泣きそうな自分を自分で慰める。
「俺って弱虫だな…。お前大切に出来なくて…。」
自分の頬に流れてきてしまった涙を拭う。
あの時俺、何か足らなかった。
だから君に迷惑かけっぱなしだった……。
でも愛してたよ────
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