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そこは今より1000年昔、大きな戦火に巻き込まれた。
ハルイナ大陸は、海が分かつ2つの大陸からなる。
人間、エルフ、精霊、神が共存する理想的な世界だったと言う。
人間にも神や精霊の姿を見ることができ、話ができた。
神々は彼らを守り、彼らは神々を恐れ敬い、慕っていた。
しかし外の世界、アウトゾーンから突如侵入してきた、襲撃者。
人々は彼らをストレンジャーと呼び、恐れた。
ストレンジャー達は次々に街を襲い、殺戮を繰り返した。
彼らの背後には大きな黒いドラゴンがついていたと言う。
彼らと戦ったのが、ハルイナ大陸を守ってきた6人の神とそのもとに仕える精霊たちだった。
のちにハルイナ大戦と言われるこの戦争は、多くの犠牲を払いながらも、神々の勝利で終わった。
しかし力を放出した神々には、それまでの共存生活を送るような力は残っていなかった。
最後の力を振り絞り、神々はこのハルイナ大陸にアウトゾーンからの侵入を防ぐバリアを張った。
そして彼らは静かに、また元の姿に戻れる日まで、輝く石にその体を眠らせた。
そして1000年。
大陸に精霊や神の姿は見えない。
大戦が夢物語だという者もいる。
人間は彼らだけで文化を作り、暮らすようになった。
2つの大陸はそれぞれ王国が治め、交流も盛んに行われていて活気もある。
何気ない平和な毎日が流れていた。
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