～哀しみの灰狼～

†…第１章

着いたのはいいが…

『でけぇ学園だな。』

大きな門に城みたいな校舎噴水のある中庭どこかの競技場のようなグラウンド。

『無駄使いだろ…』

パンフレットを見ながら
理事長室を目指した

だが…

『此処はどこだ?』

本日二度目のセリフ。

『どうしたものか…』

｢どうかしました?｣

そこには黒髪でセミロングの綺麗な男がいた

『誰?』

｢私はこの学園の生徒副会長の中原杏里と申します。｣

『そうでしたか。それはすいません。僕は藍川玲緒です』

｢藍川？理事長と同じですね…。ということは君が噂の転入生で理事長のご子息ですか？

『噂のでかは分かりませんが転入生で理事長の息子であることは確かですよ。』

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