*17* 星の原

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嫌な胸騒ぎがした。 アクアマリンは皆の顔を哀し そうに見つめると、続ける。 『闇から生まれたものは、 闇に還る運命なんです。 アクアマリンの聖晶石を守護 することが守護者の役目。 その役目を終えたら、闇へ 還る……』 「もしかして……」 辿り着きたくない答え。 闇へ……還るということ それは、つまり…… 『彼女は闇に還りました。 もう……帰ってくることは ありません』 それ以上の言葉は、 何も、いらなかった。 聞きたくない そんなこと 考えもしなかった自分が 悔しい…… 「そう……ですか」 紡ぎ出す言葉は 風に掠われて見えなくなった。
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