第二章

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  男子生徒B 「変態男、こっち向くんじゃねぇよ!」 男子生徒C 「あいつって俺らを狙ってんじゃね?」 男子生徒A 「ぎゃははっ、気持ち悪ぃ」 庚太(心) 「酷い……、何で人ってイジメをするんだろ…」 歩 「あっ、確か西嶋くんだよね?」 庚太 「そうだけど……な、何?」 歩 「図書室の場所を教えてくれませんか?」 庚太 「うんっ、もちろんいいよ。 じゃなくていいですよ」 歩 「無理に敬語を使わなくていいですよ?」 庚太 「じゃあ、俺にも敬語はいらないよ」 歩 「わかった。 じゃあ、改めて自己紹介するね。 僕は由井歩だよ、よろしくね?」 庚太 「西嶋庚太だよ。 仲良くしようね、由井くん」 歩 「歩でいいよ、庚太」 庚太 「あ、歩?」 歩 「そうだよ」 庚太(心) 「嬉しい。 名前を呼び捨てに出来るなんて初めてだよ」 歩 「じゃあ、案内してくれる?」 庚太 「うん、わかった。 図書室は一階にあるんだ」 歩 「教室は三階だからちょっと遠いね」 庚太 「だから、休み時間とかは時間に気をつけないと遅刻しちゃうよ」 歩 「転校して来てすぐに遅刻は嫌だな」 庚太 「あははっ、そうだよね。 まあ、気をつければ大丈夫だよ」  
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