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男子生徒B
「変態男、こっち向くんじゃねぇよ!」
男子生徒C
「あいつって俺らを狙ってんじゃね?」
男子生徒A
「ぎゃははっ、気持ち悪ぃ」
庚太(心)
「酷い……、何で人ってイジメをするんだろ…」
歩
「あっ、確か西嶋くんだよね?」
庚太
「そうだけど……な、何?」
歩
「図書室の場所を教えてくれませんか?」
庚太
「うんっ、もちろんいいよ。 じゃなくていいですよ」
歩
「無理に敬語を使わなくていいですよ?」
庚太
「じゃあ、俺にも敬語はいらないよ」
歩
「わかった。 じゃあ、改めて自己紹介するね。 僕は由井歩だよ、よろしくね?」
庚太
「西嶋庚太だよ。 仲良くしようね、由井くん」
歩
「歩でいいよ、庚太」
庚太
「あ、歩?」
歩
「そうだよ」
庚太(心)
「嬉しい。 名前を呼び捨てに出来るなんて初めてだよ」
歩
「じゃあ、案内してくれる?」
庚太
「うん、わかった。 図書室は一階にあるんだ」
歩
「教室は三階だからちょっと遠いね」
庚太
「だから、休み時間とかは時間に気をつけないと遅刻しちゃうよ」
歩
「転校して来てすぐに遅刻は嫌だな」
庚太
「あははっ、そうだよね。 まあ、気をつければ大丈夫だよ」
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