君のもとへ

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今日俺は町のCDショップで元カノを見かけた 彼女は俺に気づいていないようだった。 そりゃぁ帽子にサングラスじゃ気づくはずがない 誰も俺に気づいていないのに・・・ 元カノの名前はあみ。おれはあみと3年前別れた。 別れた理由。俺がふった・・・ 当時の俺は夢に近づくために必死だった。 立派なミュージシャンになるために・・・ 下積みだったため毎日レコード会社に売り込みに行き 頭を下げる毎日だった・・・ 彼女は俺を理解してくれて応援してくれた なのに俺はあみを放ってばかりで気にかける事も出来なくなった それで俺はあみと別れた。あみは泣いていた でもそれを振り切って俺は町へ繰り出した。 「落ち着いたら迎えにいく・・・」 言いたかったがそんな無責任な事は言えなかった・・・ それから1年俺はがむしゃらに音楽にかけた・・・ そしてやっと2年後デビューすることが決まった あみに連絡しようとしたが・・・止めた。もう他の奴に出会っているかもしれない・・・ それからおれは曲を書いた。結構力作だ・・・ それは当たって俺はメジャーデビューを果たした そして今日あみを見た あみは小さな女の子と手を繋いで歩いている
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