山崎12年

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危なく俺は間一髪交わした。次に奴は妙に長い爪で首を引っ掻いて来やがったんだ。 俺も腹が立ったから奴を殴ろうと顔を見てみたら、眼が赤かったんだ 。 いや、赤と言うより青い気もした。……紫か? まぁ眼の色なんかはどうだっていいがな。 俺はその気持ち悪い眼に少しビビっちまって、俺は殴ろうとしたのを止めたんだ。 そうしたら奴は老人みたいに腰を曲げて、胸を抑えて駅へと向かっていったよ。 俺はその後はほうっておいた。 これ以上関わったらもっと面倒な事になるからな。 引っ掻かれた所から血が出てやがる。 今日はもうねんねの時間かな。 おやすみ。
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