第3幕『急接近!?』

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「そんなこと言って、もしものことがあったらどうするんですか?」 学年主任が糾弾する。 それにも動じずに稲生は笑顔で応える。 「いざとなったら私が責任持って対処しますよ。土壇場で回避しようとする輩とは違いますから。」 暗に学年主任を批判した言い方だ。それに気付いて言い返そうとすると丁度良くチャイムが鳴った。 「ホームルーム行ってきまーす。」 稲生はさっさと職員室を出ていった。 後に残された先生達は呆然としていた。
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