第3幕『急接近!?』

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「私のせいだよね?」 (しまった!確認する前にさっさと行けば良かった。) 後悔するがもう遅い。 「大丈夫?長倉さん。」 「早く保健室行ったほうが良いって!」 集まってくるのは男子ばかり。それが女子の気に障ったようだ。 「いいわよね~、こういう時顔が良いと。男子にかまってもらえてさ。」 東條が言う。 (こいつ馬鹿?今の発言、自分が仕掛けましたって言ってるようなもんじゃん!) 弥生はちょっと笑いそうになってしまたった。 「保健室行ってくる。蘭、一緒に来てくれる?」 蘭が目に涙をためながら頷く。 「机の中見といてくれない?なんか刃物みたいなのが取り付けてあったから。他にもなんかあるかも。」 男子達に言い残し、教室を出る。
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