1st Scene

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ここはアーレイベルグ防衛学園。 3学年になったばかりのノエル今日も講義に顔を出している。 「資料によれば大崩壊と呼ばれた未曾有の大危機からおよそ100年の時が経ちました。しかし、それら神話を証明するものは存在しな……」 ここは講義としては異色な歴史。 特に今は神話についての講義だった。 実戦で役に立たないこの知識なので、ノエルを含めて受講者の数も2~3人程度。 …ノエルは早く訓練施設へ行きたかったが、行けない理由があった。 …PTメンバーが集まらない。 何とか一人でLv1とLv2をクリアしたが、息も絶え絶えの状態だった…。 Lv3は一人ではムリ…そう思ってたのだが… 「何でこんな可愛い女の子にPT集まらないのかなあ。」 独り言が自然と口から出る。 しかたなく、こんな退屈な講義にも出てるのだ。 ノエルは講義が終わり、校門へ繰り出すと習慣になりつあるつPT募集に勤しむ。 「ねえ!きみ!私と一緒に訓練施設…ちょっ!ちょっと待ってよ!!」 声をかけられた男子生徒はノエルを見るなり、顔を背け足早に立ち去って行った… 「なんで…?」 ノエルは泣きそうになった。
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