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その後美希を眠りから覚まさせた…正直苦労しました… 「ヒドいよ…いきなり水を流し込むなんて…」
オレは顔をタオルで拭きながら美希の言葉を華麗にスルーする
「…聞いてる?」 「聞いてますとも」
オレは棒読みで返事をする
「じゃあ今私なんて言った?」
「…株が大暴落した事だろ?」
「…違うよ!今日もりっちゃんがカッコよくて今にでも襲ってしまいたいって言ったんだよ?」
それ…完璧に違うだろ?
「…襲っても良い?」
この女は毎朝毎朝何を言っとるんだ?「良いよね!てかもう我慢出来ないから!」
「…よ~し。まずはお前の頭から治そうか…?」
オレは拳に力を入れる
「歯ぁ食いしばれよ?」
「…すみません
冗談です…」
これがオレこと相沢 凛(あいざわ りん)と結城 美希(ゆうき みき)との毎朝の日常
「でもさ?酷いよね?毎日お世話してるのに…」
「誰がだ!逆にお前の世話はオレがしてるだろうが! 毎日メシ作ってるのは誰だ!?毎日洗濯してるのは誰だ!?毎日風呂沸かしてるのは誰だ!?…言ってみな?」
「……りっちゃんです…」
「…ったく…そもそもお前の部屋は隣りだろうが!」
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