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「時計がどうした？時間ならまだ十分余裕があるだろうが？」
ちなみに時計の時刻は9時12分 そして集合時刻は11時に駅前のはずだ。ここから駅前までは5分とかからない。 「でもさ？私の携帯は集合時間の五分過ぎが表示されてるんだけど…」 そんなバカな
この時計は一週間前に買い換えたばっかの新品だぞ？ 「…でもね？…ほら！私の携帯はね？」
美希の携帯を覗き込む
…ふむ
確かに美希の言った通りだ
「…壊れてんじゃねーの？機種変したら？」
「絶対違うって！ じゃありっちゃんの携帯は？」
オレ？
オレの携帯は…… 「…嘘だろ」
自分の携帯を見ると美希と同じ時刻だった…
何故だ！？
時計が壊れるには早すぎだろ！
オレは時計を眺める様に見た
そして違和感に気付いた
「…これ秒針止まってね？」
そうだ
秒針が止まっている
「何で秒針が止まってんだ？」
「どうしてだろうね？」
美希が時計を眺める
オレは時計を手に取り時計を調べる…ん？
何か軽くね？
「これ…電池が入って無い…」
「…あっ…」
美希が一言言って時計から目を逸らす
…こいつ
また何かやったな…
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