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  向日葵は、ただ真っ直ぐにアパートに向かって 歩いていた。   まさか、後ろから 翔がついてきているとは知らず…… 。   ///////////     一方の翔はというと、向日葵を見失わない程度の距離を空けて、後をついて歩いていた。     『でもなんで、こんなとこにいる??///』     しばらくすると、向日葵らしきその女は 小さなアパートへと入っていった。     翔は、見えない位置から その様子を伺うことにした。     『俺、ストーカーかよ……。』     向日葵は、その2階建ての小綺麗なアパートの、2階の一番奥の部屋の前で立ち止まった。   どうやら、そこが 女の部屋らしい。   女は、鍵を開けて 中へと入っていった… 。     『あそこに済んでるのか? でもここ、どうみても1Kだろ? 両親はどうしたんだ??』     翔は、頭の中を?でいっぱいにしながら、アパートへ近づいていく。     そして、2階へ上がる階段を登っていった。     気が付くと翔は、さっき、向日葵らしき女が入っていった部屋の前まで来ていた。     心臓が物凄い早く波打っているのがわかった。     インターホンの上の名前を確認した。     !!!!!!///////////     「相田??……… あっ!!//」   思わず驚いた翔は、大きな声を出してしまった。     翔は、慌てて引き返した。     アパートから走り去り、また来た道を駅まで向かう。     『向日葵は確か…… 、苗字 高田 だったはずだ… 。 やっぱり、人違いか? 別れたのが10年前…… 俺の見間違いかよ… 。 一体 何やってんだ… 。//』     翔は、そう思いながら 駅までとぼとぼ歩いて帰った。     おもむろに、ズボンのポケットから携帯を取り出してプッシュした…… 。     翔「あ、俺だけど。 さっきはわりぃ。用事なんでもなかったんだ。 今から そっち行くわ。 じゃあな…… 。」     そう一言電話を済ませると、また反対方向へ来た道を戻っていった。     女が待つ、部屋へ…… 。       ―――――――――………      
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