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………ミーン ミーン……
蝉の声が煩い、いつものように暑いある夏の日……
男の子たち「「 や~い、や~い!!
翔のチビ~~!!//」」
向日葵「こら~!! 翔を いじめるなぁ~~!!//」
男の子たち「「やべっ! 向日葵が来た!
逃げろっ!!」」
向日葵「 お前ら許さないからなぁ~!
…… 翔… 、大丈夫?? あいつら いっつもいっつも、翔ばっかり虐めやがって…//」
翔「う、うん… 。大丈夫だよ、いつものことだし…。
向日葵 ありがとう。」
向日葵「何言ってんの?いっつもやられてばっかで悔しくないわけ?!」
翔「…… でも… 。
確かに僕、ちっちゃいし…… 。」
向日葵「翔のばか!
男の子なんだから、向日葵を守れるくらい強くなんないと、だめじゃん!!」
翔「ごめん…… 、向日葵。
僕ちびで……弱くて… 。」
向日葵「本当にそう思ってるなら、早くおっきくなって、あんな奴らやっつけてやりなよ!
向日葵を守ってよね!」
翔「うん……。」
向日葵「さ、帰ろ。お母さんに怒られちゃうよ… 。」
翔「いつもごめんね、向日葵。」
向日葵「気にしてない。だって、翔のこと好きだから…… 。」
翔「僕も、向日葵が好きだよ。」
2人は、手を繋いで家に帰った…… 。
向日葵 ・ 翔 6歳の夏だった…。
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