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向日葵は、高校の卒業式を済ませると、早々に引っ越しをした。
一通りの片付けが済んだ向日葵は、最寄りの駅まで母を見送ることにした。
向日葵母「ちゃんとご飯食べるのよ!」
向日葵「大丈夫だって。
今までだってほとんど私が作ってたじゃない?//」
向日葵母「ま、それもそうね… 。
あと、ほら…… 。」
向日葵「なに…… ?」
向日葵母「男の子には気を付けるのよ?」
向日葵「あのね~。
一体、何をどう気を付ける訳?
もう、18なんだから分かるわよ!」
向日葵母「そうね…… 。
あと…//。」
向日葵「はいはい、ちゃんと電話します。
気をつけて帰ってよね。
お母さんこそ、1人で大丈夫なの?」
向日葵母「私はこう見えても、もう大人よ…。向日葵はまだまだ、子供よ。
あ~、やっぱり泊まっていこうかしら?」
向日葵「なに言ってるの?
明日もお客さん来るんだから頑張んないと!
あ、ほら電車が来るよ。
…… どっちが子供なんだか…… 。」
どちらかというと、間違いなく 向日葵の方が大人っぽい。
向日葵の母は、そんな向日葵だからこそ、花屋さんをする気になったし、独り暮らしも許せたのだから…… 。
向日葵にしたら、本当 心配性な母親である。
でも、そんな2人はとても仲良し親子なのだった… 。
…………
向日葵母「わかったわ… 。
じゃあね。」
向日葵「はいはい、またね。」
母を乗せた電車は、発車した。
・・・・・・・・・・
向日葵「さて、帰ろっと…… 。」
向日葵は、電車をホームから見えなくなるまで見送って、振り向いた。
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ドンッッ!!!
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