第二章

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「さて、今月の満月は・・・14日か!」 部屋のカレンダーを指先ながらつぶやく。 私の名前は桐家 郁(きりや いく) 普通の高校生。17歳。 私が満月の日を気にするようになったのは、1年くらい前・・だったかな。 あの日は、確か仲間の集まりで律子(りつこ)の家にいたんだよね。 律子とは小学校からの悪友で、律子の両親は共働き。広い家で、家族はほとんどいないもんだから、高校生になると、必然とたまり場になった。 この頃私がつるんでた奴らは、まぁなんとも不良ばっかりが集まったわけで・・・ 集まってやることっていったら、タバコ・酒・・・そして・・ ,
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