藤沢家

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「お兄ちゃん♪美玖今日で三年生だぉ」 「そうだな....」 ケータイをカタカタとしながら美玖に返事をする。 「お兄ちゃん学校じゃぁケータイ駄目なんだよ?」 相手の顔を覗き込み啄に飛び付く 「ギュゥ」 すると啄は 「熱苦しい」 とだけ言うと美玖を突き放し再びケータイを弄る。 続けて言う 「美玖も先言ってろ、遅れるぞ」 「やだよ、お兄ちゃんと一緒に行くんだもん」 再び抱き着き啄を見上げると頬を膨らませ
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