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ルージュの塗られた君の唇
堪らなく愛おしい君
今は誰に愛を囁いているの?
僕じゃ無い 誰かが…
その誰かが堪らなく憎らしい
僕だけの君で居てよ
僕の夢の中に現れる君は
愛らしく僕に微笑みかけ
そっと柔らかく優しい口づけを僕に落とす…
毎夜君が夢に現れるのに
朝に成れば泡の様に消えてしまう
夢から 幻影から目覚めた僕は
いつも泣いていたんだよ
ねえ 何故かなあ…
ただ君を愛すると誓った心が
気付けば憎しみで溢れていたんだ…
今夜は月が綺麗だね…
赤い赤い月…
君が
憎いよ
殺してしまいたい位に…
月の宵に
僕はナイフを握った…
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