True Merry Rings

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静かな寝息が聞こえてくる。 僕はその眠る、小さな背中に身体を押し付けて、抱きしめていた。 さっきまで泣いていたくせに…。もう立ち直ったのかな? 違うか…。だって僕に背を向けているもの。 ゴメン。君のこと、もっとちゃんと考えてあげたらよかった。喧嘩して、こうやって君に避けられてるのがなによりつらいよ。 だけど、こうやって、抱きしめさせてくれるから、嬉しい。 愛しい。 .
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