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「私だって…、同じだよ…」
君は涙を堪えながら僕を真っ直ぐに見つめてくる。
そんな君が愛しい。放したくない…。
僕は君を抱きしめる手を解いて、君の顔を覗き込んだ。
「…ここからやめよう。別に生きるのは…」
「え…?」
訳がわからないといった顔で、君は僕を見つめる。
はっきり言うのは、恥ずかしいんだけどな…。
「僕と、結婚して、いただけませんか?」
今から残ってる、君の人生を僕に託してほしい。絶対に後悔なんてさせないから。
だから僕の素直な気持ち、どうか受け取って。
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