アルム国

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王子クルトは、城の中が騒がしいのに気にもせず、一人修業をしていた。 一人と言っても、ちゃんとした指導者が見ている中でやるのである。 その指導者の名はグランと言う名前である。 クルトは、グランに小さい時から教わっていたのだった。 スパ、スパ、スパ、スパーン、スパーン と木の棒を切る。 「よし、いいぞ」とグランがほめる。 クルトはふぅ~と息をつき、額の汗を拭う。 「今日はここまでにしよう」とグランが言う。 クルトはグランにありがとうございました。 と一礼をして去って行った。 クルトが去った後、グランの後ろから誰かがやってきた。
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