1人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
ごめんね あと少し
アナタの名前と
眠らせて
寄り添った
過ぎし日は
痛みを喜び合い
両手に映し出す
アナタを想い
泣いている
其処に降る悲しみは
知らないままで
いいよ
安息に震えを覚えた
足りぬ目は何を見る
薄れないで アナタよ
僅かな吐息を
聞かせて欲しい
小さな鼓動で泣く
アナタよ
此処までおいで
代われない夢に
続きがあるなら
どうか途切れずに...
「救いの手さえも
曖昧で秒刻みの繭は
糸を千切れずに灰を
成る」
薄れないでアナタよ
僅かな吐息で聞いていて欲しい
小さな鼓動の音に掠れぬ祈りよ届け
呼べぬ名前を抱いて
指折り数える明日は
消えない
耳を塞ぎ聞いてた
揺籠揺れる音
取り戻せぬ春に紅蓮
の花が咲く
最初のコメントを投稿しよう!