適当探偵

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「・・・・・・・・・じゃあ、ってなんで万年筆を持ったままなんだい?」 「わかりました。話だけなら聞きましょう」 僕は万年筆を置いて先生に顔を向けた。 「ワトソン君・・・・・・・・・」 「感動の表情は要りません。話だけをさっさと聞かせてください」 僕は冷たく言ったつもりだったけど、先生は君も止めずに嬉しそうに口を開いた。 「なんと浮気問題を中心に扱ってみるんだ」 「いやです」 結論に時間は1秒と必要なかった。
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