†序章†

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男の手は少女の頬をぬるりと撫でた。 その手には鈍く光るナイフが握られている。 暗いコテージの中でも男のその少女をいたぶる快感に歪む顔は残念にも少女に良く見えた。 まだ14歳くらいだろうか。少女の可愛らしい顔には恐怖がありありと浮かんでいた。 逃げようにも腕を縄で縛られ、上に固定されていては手首の関節を外すかしないと逃げることなど出来ないだろう。 もちろんそんな常人離れした技が少女に出来る訳もなく、少女はなすすべも無く、男から顔を逸らして精一杯の抵抗をした。
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