†未開都市シェラトン†

4/4
前へ
/28ページ
次へ
「はあ…」 ステロスは能力はずば抜けて高いが問題の多すぎる二人の事を考えて本日何回目か数え切れないため息をついた。 今回の件を聞いても不思議と怒りが込み上げて来ることは無かった。そのかわりに途方もなく呆れた。あの二人はこの課だけではなく公安局中でもその能力は抜群に秀でている。しかし、協調性と言うものが全く見当たらない上、攻撃的である事が二人を問題児たらしめていた。 いつも何かしら問題を起こす二人組の破天荒コンビは静かにオフィスから出て行く。 これからいつものようにお偉いさんに先程以上に怒られに行くのだろう。 彼らも少しは変わればなあ、そう思いながらステロスは手元の書類に専念することにした。
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加