私のプリンス

6/50
前へ
/50ページ
次へ
「どう?女子テニス部は」 「まぁまぁかなあ(笑)みんなそれぞれ…」 あたしはうつむいた。 「何かあったの?」 不二君は心配そうに聞いてくる。 「なんか、みんなと練習するのは楽しいんだけど、なんかこう…高みを目指すことができないっていうか…よくわからないんだけど(笑)」 あたしは笑ってごまかした。 「湯川さん、強いもんね。男子テニス部の連中も勝てないみたいだしね」 女らしくないってコトだよね…恥ずかしいー泣 「不二君も、天才って呼ばれるくらい強いじゃん」 あたしと不二君は向き合う形になった。
/50ページ

最初のコメントを投稿しよう!

288人が本棚に入れています
本棚に追加