263人が本棚に入れています
本棚に追加
あっ!
望月 桜だ。
相変わらず、凄い人気だな。
彼女には色々な噂がある。
芸能界から連日スカウトされてるとか、すげぇ男前の金持ちと付き合ってるとか…
まぁ、色々。
確かにこの学校内で浮いた話とか聞かないし、噂も強ち嘘じゃないかもなぁ~。
しっかし可愛いなぁ。
「きっ…北川くん!」
いきなり女に呼び止められた。
「何?」
目の前の女は顔を赤らめながらモジモジしている。
俺も、望月桜ほどじゃないけど、まぁモテる。
「すっ好きです!」
あ~。
やっぱり告白ね。
「わりぃけど俺、誰とも付き合う気ねぇ~から。
まぁヤルだけでいいなら話は別だけど。」
冷たい視線で女を見る。
俯いたまま、何の反応もない。
「俺行くよ。」
そう言って立ち去ろうとした時、
「誰か好きな人でもいるんですか?」
はぁ?
好きな奴。
好きな…。
望月桜ー…。
一瞬あいつが浮かんだ。
そりゃ可愛いし、やりたいと思うけど…。
まさか…笑
最初のコメントを投稿しよう!