.第1章

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あっ! 望月 桜だ。 相変わらず、凄い人気だな。 彼女には色々な噂がある。 芸能界から連日スカウトされてるとか、すげぇ男前の金持ちと付き合ってるとか… まぁ、色々。 確かにこの学校内で浮いた話とか聞かないし、噂も強ち嘘じゃないかもなぁ~。 しっかし可愛いなぁ。 「きっ…北川くん!」 いきなり女に呼び止められた。 「何?」 目の前の女は顔を赤らめながらモジモジしている。 俺も、望月桜ほどじゃないけど、まぁモテる。 「すっ好きです!」 あ~。 やっぱり告白ね。 「わりぃけど俺、誰とも付き合う気ねぇ~から。 まぁヤルだけでいいなら話は別だけど。」 冷たい視線で女を見る。 俯いたまま、何の反応もない。 「俺行くよ。」 そう言って立ち去ろうとした時、 「誰か好きな人でもいるんですか?」 はぁ? 好きな奴。 好きな…。 望月桜ー…。 一瞬あいつが浮かんだ。 そりゃ可愛いし、やりたいと思うけど…。 まさか…笑
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