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キーンコーンカーンコーン…
授業の終わりを告げるチャイムが校内に流れ出す
けど、俺(達)にとっては特別なチャイム。
このチャイムが鳴り終われば…
5…
キーン―
…4…
コーン―
…3…
カーン―
…2…
コーン―
…1…
―――…
「0ッ!!夏休み――!!」
クラス全員「開始ーーーー!!」
そう…このチャイムの終わりすなわち、
夏休みの開始だ!!
「あーい、静かにしろ~」
ダルそうな声が教壇のほうからとんできた。
我がクラスの教師だ。
いつもダルそうだが今日もダルそうだ…
終業式の日くらいしっかりしろ!
いつもの俺らならそう言ってたろうが
今日は浮かれ気分MAXなので、みんな軽くスルーした
そんな俺らを見て先生はタイミングをはかったように
「今から通信簿返すぞぉ~」
…衝撃の一言を口にした
浮かれ気分ですっかり忘れてた…
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
クラスの男子はほぼ悲鳴を上げた
心無しか、先生が普段とは違う悪どい笑顔を浮かべていた…
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