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カチャ…キィィィィ
拓海「た、ただいま~…」
玄関を静かに開け小声で挨拶をした。
…………………………。
拓海(ホッ…誰もいな 母「おかえり~(笑顔)」
! ! ?
がっしゃぁぁぁぁぁん!!!
いきなり返事が帰ってきたので傘立てに思いっきり頭から突っ込んだ。
母「あら?どうかしたぁ?なんか凄い音したんだけ 拓海「何でもないよぉー!ハッ、ハハッ、ハハハハハッ!」
傘立てから頭を抜きながら無理やり笑う。拓海の母親はまだこちらに迎えに来ようとしない。
💡…拓海プラン、発動‼
拓海(良し!幸い母さんはまだ通信簿の事は気づいてないと見える。
だったら、このまま部屋に直行し母さんが部屋に入ってこようとしたら体調悪いの何だのと言い部屋に入れさせん!
そしてこのまま明日の朝まで持ち込めればこちらの勝ちだ…!
そして明日の朝に通信簿を見せ、なんか言われる前に朝食をくすねて家を出れば…
完 ・ 璧
少しお腹が空くが仕方ない…
よし!作戦実こ…)
なんと目の前に母が既に立っていたのだ。
…しかも満面の笑みで
母「おかえり(にっこり)」
拓海「ぁ…あぁー…た、ただいま~💧」
母「どしたのうつむいて?具合悪いの?」
拓海「えっ?あ、あぁ
まぁ……ねぇ~」
母「まぁ大変!明日キャンプなのに」
拓海「あ、だ…だから今日はもう寝るね!おやすみ!」
と、一段落区切りがついたことでソッコー自分の部屋に行こうとしたが、
母「あ!拓海!」
ギクッ
拓海「な………………何?」
母「(にっこり)通・信・簿!)
拓海「…………………………。」
数秒の沈黙
拓海(Nooooooooo!!!!!)
結局バレて怒られたが、何とかキャンプに行くなというのは免ましたとさ
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