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本文
なぁ、明日夜キャンプ場近くの例の場所に行ってみないか?
-END-
という内容が一哉から送れてきた。
拓海「……?
例の………場所?」
その例の場所の存在を知らない拓海は一哉にメールで
本文
例の場所?何ソレ?
-END-
と送った。
しばらくして一哉からメールが返ってきた。
本文
何だお前例の場所知らないのか?
例の場所っていうのは、あのキャンプ場の少し離れた所にある小さなほこらの事だよ
そこにはいろんな噂があって、最近一番多いのはそこのほこらの付近で、何か不思議な光が光ってるっていう噂。
なんか面白そうじゃねぇか?
だから、夜コッソリ抜け出してそこのほこらを探索しようって訳。
どうだ?行ってみないか?
-END-
という文章が書かれてあった。
拓海は思った
(あ~…こりゃ一哉スイッチ入っちゃてんな~…
どうしよう?
こうなったらアイツ、何が何でも行きそうだし)
一哉は昔からそういう類の話が大好きで
興味があることは徹底的に調べ上げるタイプなのだ
拓海は昔から一哉に付き合って自分もいっしょに引っ張り回されてきたので、一哉の恐ろしさは、誰よりも知っている。
一番ひどかった時は、5年前…
隣町の廃病院で幽霊が出るという噂を入手した一哉は拓海を誘ってその場所に行ったのだ。
行ったのはいいが、なんと一哉は廃病院に拓海を置いて先に帰ってしまったのだ。
その時のトラウマで、拓海は一哉の誘いを今まで断ってきたのだ。
拓海「うッ…絶対やだ…」
拓海はただ二文字で
やだ
と返信した
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