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未稀は目を泳がせている様子から、言いたいことが分かってるんだなって察しました。
「何だかんだ言っても辛いんでしょ?もう一度話合ってみようか。」
「でも………。」
未稀がためらっていると遠くから声が聞こえてきました。
「おい、未稀!!!話を聞いてくれ!!!」
和樹の思いがけない一言でびっくりしました。
「な、なに?」
すると和樹は頭を下げて思いっきり叫びました。
「ごめん!!俺には上手い言葉言えないし思いつかないからハッキリ言うな。
やっぱりお前とこんな気まずい歓迎会嫌なんだよ!
俺が嫌いなのも知ってるけど……まだ希望があるならその希望を信じても良いか?」
未稀は華鈴の方を振り向くと、華鈴はにっこり微笑んでいました。
そしてにっこり笑って叫びました。
「あるよ!もう一度戻れる?あの日々に。」
「あぁ、戻れるさ。」
「本当!?」
すると未稀は満面の笑みをしました。
「今度は裏切らないでね。」
そしてにっこり笑うと和樹も微笑みました。
二人は学校のこととかを話しながら帰って行きました。
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